3/19(Wed)
Today's member: 田中夢子(広島)
こんにちは。FEST-HIROSHIMA 海外事業部の田中夢子です。
17日間の渡航を終えて帰国したところですが、すでに仲良くなった支援地の子やホテルのスタッフが、街の喧騒とゆっくり流れていく時間がとっても恋しい。日本では全然需要がないですが、フィリピン人に好まれる顔らしく、もうgwapa、gwapaと言ってくれる人がいないというのもちょっと寂しいです。(笑)
FESTに入って半年、初フィリピン渡航はどうだったかと聞かれたら、正直「何もできなかった」としか言えません。
渡航前は、行ったこともないフィリピンの会ったこともない人のことを考えながら、本当に問題なのかもわからない問題について一生懸命考えていました。
支援地であるISKPの人たちはフレンドリーで親切な人も多いけど、FESTとしてはただ仲良くできるだけではいけない。そう思いながらも現地では上手く聞き込みができなかったり、浅はかな想定ばかりだったり。自分はなぜ日本人なんだろう。フィリピン人だったらもっと深く話ができるし心を開いてもらえるかもしれないのになんてことを、毎日ISKPの入り口を入るたびに考えました。
そんなこんなで渡航の目標も、何を達成したのかもわからないままあっという間に帰ってきてしまったわけです。それでも今回行ったように一人ずつと話して、少しでもわたしたちのことを知ってもらってISKPのことや相手のことを教えてもらって、これ以外に他に何ができたかなとも思っているところもあります。
わたしたちは学生で、自分が現役の時に何か成果を残したいと焦ってしまうけど、ここで先を急いで誰のためになるのかと考えたらもどかしくてもゆっくり前進していくしかないのかも知れません。
支援地にとって意味のあることは「何もできなかった」。
でも笑ったり、大泣きしたり、日射病になったりパスポート忘れたり、恋されたり(笑)、いっぱい考えて、突き落とされたり救われたりして自分を見つめ直して、たくさんのことを感じた渡航ではあったかなと思います。こういう経験をして、毎度のことですが、やっぱりFESTに入って良かったと思うのです。ただ、それだけで終わらせてはいけないんですが…。
長くなってしまいましたが、今回関わった全ての人に、そしてこの稚拙なわたしのjournalを読んでくださったあなたに心より感謝申し上げます。
FEST-H 海外事業部
田中夢子