知ってほしい。
FESTはこんなに
面白い。
椿 優里
東京外国語大学外国語学部
フランス語専攻3年
北海道出身

大学では、ポンダンスサークルに入っています。
ポンポンを持って踊る、ダンスに特化したチアダンスです。
FESTメンバーには、そんなに早く動けたんだ。って言われてます(笑)
趣味は旅行で、ひとりでけっこうどこでも行っちゃいます♡
FESTに入ったのは2年前の春。
もともとは、国際協力に対してちょっと懐疑的だったんです。
自分には何ができるの?を探したくて、自分なりの答えを見つけたくて、FESTに入りました。
2年経って今抱いている答えは、「自分に何ができるかも大切。でも同じくらい重要なのは、みんなの力を合わせて何をしたいのか。そこに辿り着くために、自分がするべき役割は何なのかを考えること。」
自分の中のいちばん大きな変化は、自分のためのFESTじゃなくて、FESTのための自分、になったことでした。
私は現在、2つのプロジェクトに所属しています。
ひとつはこのFESTジャーナルプロジェクト、もうひとつは土地調査プロジェクトです。ジャーナルプロジェクトでは、編集長という立場でやらせていただいています。6月はシャプラニール様に取材に行かせていただき、個人的にも勉強になることがたくさんあった月でした。また、チームというものについて考える機会が多くありました。今思うのは、仕事量という観点で、リーダーがいちばん頑張っちゃいけないということです。例えばリーダーがほとんどの仕事をしていたとして、その人が任期を終えて抜けたり体調崩して仕事ができなくなったりしたら、いちばん頑張っていた人が欠けるわけですから、チーム全体に迷惑をかけちゃいます。そもそも私は、みんなを引っ張っていくとか、向いてないんですよね(笑) だから誰よりもひとりひとりを見て、どんな分野のことが得意なのか見つけて、みんなに創っていってもらう。私はそれを、ちょっと外から見てる。信頼できるメンバーが集まってくれたからできることだし、私にはそういう形が合っているのかなと、そんなことを考えていました。無事に創刊号ができあがったので、これからはどんどん1年生2年生に活躍してもらおうと思っています。
次にもうひとつのプロジェクト、土地調査プロジェクトについてです。まず簡単に説明すると、先の渡航でマボロの一部の住宅が取り壊されるという事態が発生し、原因を究明するとともに解決策がないかを模索してきました。このプロジェクトも、6月に重要な局面を迎えました。前回の渡航で住民に対して土地についての意識調査を行ったのですが、それは必ずしも真実ではないかもしれない、そして住民に本当に問題意識があるのかどうかを把握できていないままにプロジェクトを進めていってしまって良いのか、それは私たちのただの「実習」で終わってしまうのではないか。専門家の方にご指摘をいただきました。きっとメンバー全員、心の中では思っていたんです。私たちには住民の100%の本音が見えているのか。私たちが達成したいと思っていることが、本当に住民のためになるのか。当事者ではない私たちが、日本の学生である私たちが、中途半端にならずに踏み込める範囲はどこまでなのか。きっと明確な線引きなんて存在しません。だから難しいし、きっと答えなんて出ないんだと思います。6月、FESTに入って良かったと思いました。現実を知って、こうやって悩めたこと、本当に良かったと思いました。ここからが勝負。渡航まであと1ヶ月半。私たちができる100%を目指して、メンバー全員で頑張っていきたいと思います。