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Today's member① : 矢田貝栄治(HIROSIMA代表)

 

 

 

FEST Journal 編集長 ゆーりさんから、

「HIROSHIMAメンバーも書いてみては」というお言葉を頂いたので、

お言葉に甘えて投稿させて頂きます。

 

写真は、FEST-HIROSHIMAが支援している

Jones地域から見られる光景です。

4年前に出来た超高層ビルに隣接している

都市型スラムを支援しています。

この写真からも、都市開発の裏側に存在する経済格差が

垣間見えるのではないでしょうか。

 

 

フィリピンで長期滞在する僕が、

このJournalをご覧になっている人達にお伝えしたいことは

 

「日々の積み重ねが、人を弱くする」

 

ということです。

(漫画「はじめ一歩」でのセリフに影響されました。笑)

 

一般論として、日を積み重ねると同時に、

人は「時間」という唯一無二のものを代償としています。

人間関係は大抵の場合、日々を積み重ねる程、確固なるものになるし、

能力は大抵の場合、日々を積み重ねる程、向上していくでしょう。

 

しかし、日々の積み重ねは裏を返すと

「慣れる」ということに繋がります。

 

勿論、良い「慣れ」は存在します。

実際、僕自身4度目のフィリピンですが、英語で円滑にコミュニケーションが

取れるようになってきました。

 

しかし、人はどうしても

悪い「慣れ」が生じてくるものです。

 

今日、TOKYOの支援先であるMabolo地区を訪問したのですが、

我々に対しての、Maboloの人々のリアクションが薄くなっているように感じました。

(これは、我々が支援し始めたばかりのJones地域で我々が歓迎されているからでしょうか。笑)

 

彼らは、日本人が来ることに対して「慣れ」が少なくともあると思います。

 

「Maboloの人達は、私達のことをどう思っているのだろうか」

「Maboloの人達が、FESTと出会った当初は何を思い、何を期待していたのだろうか」

 

これは、私達メンバーにも当然あてはまることだと考えています。

 

「自分はこの渡航で何を成し遂げようとし、何を目的・目標としていたのだろうか」

「FESTの先輩方がどういう団体を目指し、後輩にその思いを託したのか」

「事務的な仕事に追われ、仕事のミッションを忘れがちになっていないか」

 

そして、全ての人に言えることだと思います。

「今、自分がやっていることは自分が心から望んでいることか」

「不安・恐怖・心配があるが、時間がそれを忘れさせていないか」

 

自分・団体がどうあるべきか。

渡航中のミッションをメンバー全員で毎日確認し、

かけがえのない渡航を全身全霊で過ごしていきたいです!

 

 

 

 

FEST-HIROSHIMA代表

矢田貝栄治

 

 

8月22日(Thu

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