加留部(通称 かるべ): か
高松 (げしゅく) : げ
矢田貝 (やたぐ) : や
FESTの活動の中で
一番心に残っていることや一番の思い出は何ですか?
か:
これはまず矢田貝からでしょ、まずは(笑)
げ:
代表お願いします。
や:
一番心に残っていることは、
ちょっと変かもしれないんですけど、一回目の設立プレゼンです。
最初俺が活動見学来て、
か:浮浪者みたいなかっこうでね(笑)
や:
そう(笑)、それで拓人さんと加留部さんとオール呑みをして、設立しようって流れになったんですけど、
いざ設立プレゼンの時に初めてTOKYOの活動でプレゼンさせてもらって、そのときにすごい厳しい目で見てくれて、
すごい厳しい質問をたくさん投げかけてくれたんですよね。結果やっぱりフィードバックもすごい厳しかったんですけど、そのおかげで自分は本当にFESTを立てたいんだとかFESTのどこがいいのかとか、広島でやるんやったらどういうスタイルでいこうかとかすごい考えさせてもらったんで、僕はその叩かれてへこんだっていうところ、FESTのいいところなのかもしれない、そこが一番心に残っていますけど、高松君はどうですか。
か:
高松君逆にいまの聞いてどう思った?知ってた?
げ:
流れだけは聞いてましたね。
か:
その覚悟は見えた?
げ:
見えましたね。
や:
おぉー
げ:
けっこう普段はなよなよ、ふらふらしてるタイプなんですけど、FESTの活動になったらびしっと言うところは言うし、
そこらへん厳しくできてるんで、オンオフの切り替え出来てるからいいと思います。
か:
普段のなよなよさ大事だよねやっぱり。じゃないとメンバーが動けないからね。
加留部さんもなよなよは意識してるんですか?
か:
うん、してる。メンバーの自由度を高くするには、こう地面を広く取ってあげて、ルールとか課さないでね、ここまで動いていいんだよっていうのをリーダーが範囲示さなきゃ、リーダーが動けるところまでしか動けないじゃん。でもやるときはしっかりやらないとダメ。
や:
この話を俺は、加留部さんが代表の時の渡航でめっちゃ聞かされて。
団体はリーダー以上にはならない、リーダー以上のことはしないから、そういう意味で代表が行動の範囲を示してあげれたらちゃんとついてきやすい。そういう意味でふらふらも大事。
か:
まあ今期入ってきた人には俺のなよなよしか見せてない。(笑)残念ながら(笑)
や:
なんだあの人はってな(笑)
か:
で、げしゅくの思い出は?
げ:
僕は、まず最初に言っておきたいのが、僕、教育学部なんですけど、で、教育学部として国際協力っていうのに携わってて、一番最初の渡航ですごい心に残ったことがあって。
矢田貝には話したと思うけど、マボロでちょっとヤンキーっぽいやつとすごい仲よくって、サムウェルっていうんですけど。
そいつと話してた時に、TOKYOの大学訪問のプロジェクトがあって、僕は違う寺子屋プロジェクトっていう方にいて俺はその話をしてたんですけど、サムウェルがぽろっと「大学訪問のやつもあるよね。」っていうことを言ったんですよ。でも「あるよー」って俺は流して普通に寺子屋プロジェクトの話をしてたんですけど、後日大学訪問の時にサムウェルが来てて。
サムウェルが「大学訪問もあるよね」って言ったその一言で俺は大学訪問に行きたいんだってことを読み取らなきゃいけなかったのに、それを読み取ることができなくて、それを教師として置き換えた時に生徒の一言とか表情とかでこの子は何がしたいんだろうかっていう風なのを将来読み取らなきゃいけない側なのにそれを読み取れなかったっていうのが、俺の中ですごい心に残っていたというかすごい悔しくて。
人の意見を受け取って自分が「こうしたらいいんだよ」って導いてあげるのが教師の側なのに、まず第一段階の聞き取ることもできていなかったんだ、第一段階もクリアしていなかったんだっていうのがすごい悔しくて、今度二回目の渡航に行ったときはそれをがんばってやろうって思ったのが一番の思い出ですね。
か:
その間で努力したこととかはあるの?
げ:
努力したのは本当にもう人とのかかわりを増やすこと。
だからとりあえず一年生とかの話聞いたりして、この子は何をしたいんやろかっていうことをずっと考えるように努力しました。
や:
この渡航でも、事業部長として一年生と夜二人でずっと話してたりして、すごいその姿勢を垣間見ることができました。
や:
加留部さんいつなんですか、心に残ったこと。渡航報告ですか?
か:
渡航報告は…あ、でも。代表の最後の時にもらった手紙で、俺はさ、渡航報告会もうずっと朝早くから準備みんなにやらせてたからさ。
その状況で、本当に渡航報告自体、俺すごいワンマン主義だったんだけど。渡航報告絶対やるからみたいな感じで、渡航中に勝手に一人で作って一人で通して一人でやるって言って、その次の週にこの二週間マジで朝早くから絶対にやるからって言ってくれたのに、横暴過ぎない?そんなの。
それでもみんなたくさん時間割いて、ついてきてくれたし。俺は本当にそれが申し訳なかったの。みんながいろいろなこと犠牲にしていたのが。もう謝り続けてたんだけど、代表最後の手紙で、何回も謝ってたけどそんなことはしなくていいって、あなたが用意したあらゆるステージに向かって私は自由に成長してきたし、そのことをすごい感謝してるって言われて。そこまでついてきてくれるのはもう本当にありがたいなって。
でももう一つが、それを言ってくれた子のひとりが辞めちゃったのがやっぱ悔しい。そこまでやってくれたやつが今辞めてしまったっていうのはやっぱり対処すべき問題。
や:
プロジェクター持ってってカラオケでやったって聞きました(笑)
か:
前日カラオケだった!
や:
それ以上のことってあったんですか?FESTで。
か:
結構たくさんあったよ、やっぱり。
俺が(メンバーに)リーダーとして認められたのは取り壊しの日だと思うし。あそこで全く未知の状況で、どれだけの危機かもわからないし、俺たちへの危機もわからない状況でみんなに的確な指示を出したっていうのはでかい。
その時のプレWCが一回で(許可が)下りなくて。準備しているのに一回で下りなくて、それで俺は全然だめだなって思ってたし。
それでメンバーに怒られた、怒ってくれたっていうのも刺激になった。
や:
加留部さんにもそんな時期あったんですか。
か:
あったあった。だってそれまでさ同期がぽこぽこ辞めていくし。だからまずメンバーが辞めないようにしようって。
辞めたメンバーにはしっかり話聞くし。
FEST TOKYOとHIROSHIMAとで、それぞれから見てどんな違いがありますか?
意識的に差異化してるところがあればそれも教えてください。
か:
HIROSHIMAはひとりひとりの責任感がうちよりあるかな。うちよりできるところもたくさんある。
それはやっぱり人数のちがいもありますか?
か:
それもあるし、雰囲気も違うしね。
や:
うちは逆に、締まるところがほんまに締まってるっていうのはまだゆるいかな。
げ:
みんなでわいわいするのが強いよね。
か:
矢田貝はきたたくの存在がでかかったよね。今留学中の同期なんだけど。
や:
あーそれはでかいですね。
か:
逆にきたたくがいないとこいつの弱点が補完できないおそれがあった、今はどうだかわかんないけど。
げ:
代表を叱れるポジションがいたってことですよね。
や:
そうそう。
か:
痛いとこ全部突いてくるよね。それはうちにはいない強みだから。
や:
たしかにTOKYOの弱みかもな。昔はできとったなって思うけど。
か:
それはルールじゃないんだよね。遅刻したらだめ、とかではなくて、甘えていない?とか、全力でやってるの?とか。
最後に一言お願いします!
か:
TOKYOをよろしくお願いします。(笑)
や:
俺が思うのは、HIROSHIMAもTOKYOもなんですけど、入会者へのプレゼンでオーラっていうのを気を付けてます。
何となくすごいっていうのでいいんかなっていうのをすごい思ってほしくて。最近、グロフェス(グローバルフェスタ)きて思ったのが、
周りもすごい自立とか向こう見ずでない支援とかって謳い出した。
げ:
今日のグロフェスでも話してた。
か:
その傾向はあるね。それはとっていい傾向だし、俺らが生み出したものでもある。
や:
だからこそもっと、周りが追い付いてきたからおれらがもっと突っ走るっていうすごさがもっといると思う。
か:
まわりにもっと情報を公開してボトムアップもね、
や:
そう、その責任もある。っていう意味でもっともっと高みをめざしたいな。満足したらいかん。
か:
メンバー全員がレベルアップしなきゃいけないね。
や:
特に広島とかは国際協力やっているってだけでうわって言われるんですけど。
HIROSHIMAとして考えたいのはHIROSHIMA基準じゃだめだし、日本基準でもだめだし、
げ:
ワールドスタンダードね(笑)
や:
そう(笑)でお互いいけたらいいんじゃないかな。
か:
オンオフ重視でね。
げ:
このふたりは元代表と代表やからこの団体を考えるっていう仕事をきちっとやってるけど、俺は海外事業部長だから、現地のことを一番に考えれたらいいかなと。ここまで団体のことを考えてくれる人がいるからその分、おれは現地の人と一緒にプロジェクトをして、その人たちの信頼を一番にしていけたらいいかな。俺は海外事業部長として現地でそこをがんばる。
や:
加留部さん締め!!(笑)
か:
後輩たちがんばってください!
や・げ:
かっこいい!(笑)

(左から・加留部、矢田貝、高松)
加留部有哉(FEST-TOKYO 国内)
高松勇気(FEST-HIROSHIMA 海外)
矢田貝栄治(FEST-HIROSHIMA 代表)