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Today's member① : 杉原美咲

(HIROSIMA メディア事業部)

 

 

FEST-HIROSHIMAのメディア事業部にて

お手伝いをさせていただいている、杉原です。

大変恐縮ではございますが、

実は私、FESTのメンバーではございません。

 

わたしは現在、大学でデザイン、特に、映像の勉強をしています。

縁あって同じ大学の矢田貝くん(FEST-HIROSHIMA代表)と知り合い、彼が学生国際協力団体でフィリピンに支援活動をしていて、そこでの活動を写真展で日本の人たちに伝えたいと考えている、と言う話を聞きました。

微々たる知識と技術ではございますが、自分にもできることがあるかも知れないと思い、今回の渡航に参加させていただいております。

 

先日、渡航中のミーティングで、メンバーのひとりに「支援先の現状や問題点を撮影して、それを日本の人たちに伝えると言うことは、支援先のマイナスイメージになるのではないか」と、問われました。

単純に『支援先の現状を日本に伝えたい』と考えていたわたしは、この意見に衝撃を受けました。

たしかにその通りかもしれないと思ったからです。

だけど初めて支援先を訪れてみてわたしには、ひらひらと風に踊るたくさんのカラフルな洗濯もの、どこに辿り着くのかわくわくする小道、角を曲がるたびに新しい発見がある人々の営み、初めて訪れた異国の人にも挨拶をしてくれる住民の笑顔、そのどれもがきらきらして見えたのです。

実際には、道の脇には排水が流れていて、充分な教育が受けられない子供もいて、いつ立ち退きを言われるかわからないのが彼らの現状です。

それでもわたしたちに優しく在れる住民の方たちの、その『心』をわたしは日本の人たちに見せたいんだと強く思うようになりました。

 

わたしは他のFESTのメンバーに比べて、英語の力がありません。

FESTのメンバーを見ていて、どうやったら実質的に支援先の人のためになるのかと言う強い信念に圧倒されるばかりです。

だからこそわたしは、わたしにできることである、『写真・映像を撮ること』『観察・発見をすること』『表現・伝達をすること』を通して、支援先の人のため、また、FESTのメンバーのためになればと願って、活動をしています。

 

この渡航の日々で、大切なことを逃さないよう、目を凝らしていきたいです。

 

 

 

 

FEST-HIROSHIMA メディア事業部

杉原美咲

 

 

8月23日(Fri

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