今日②の期間のメンバーが日本に帰国し、③の期間のメンバーが来て、雰囲気がガラッと変わった気がします。
最近、マスクのような包容力のある人間になりたいと思っています。
フォトワーク事業部の島田千晶です。
本日の活動は、マボロでAnother Skyを行いました。Another Skyとは、スポーツ、文化、食べ物、社会問題な
ど、さまざまな日本の写真を利用した写真展をマボロで開き、日本・フィリピンで対等な関係を築くこと、写真展へ
の不信感をなくすことを目的としたプロジェクトです。今日の実施の様子としては、日本の写真に興味を持ってくれ
る住民の方々が多く、パネルの前には常に人がいるような状況でした。津波の写真を見て、東日本大震災のこと
を聞いてきてくれる方が多かったことに驚いています。
さて、この渡航日記では、今回を含め3回の渡航を振り返りたいと思います。
初めての渡航ではスタディツアーを行い、参加者と一緒にカメラ配布を行いました。FESTメンバーというよりは、私
もスタディツアー参加者の1人という感覚で、自分の意見は言わず、ただただ渡航経験者の後ろについて歩くだけ
という…思い出すだけで恥ずかしいです。そんな中、私以外のフォトメンバーが1週間で帰ってしまい、1人海外事
業部の活動に加わることになった2週目。教室班のメンバーとして、教会巡りや家計簿配布の手伝い、職業パンフ
レットのコピーの配布など、フォトワーク事業部とはまた違った活動を行うことができました。せっかく海外事業部で
活動したのだから、この経験を今後のフォトの活動に役立てることはできないのかと、初めてFESTで自分の意見を
言うことができました。
2回目、フォトワーク事業部では同期メンバーだけの渡航になりました。事業部長もいなく、1回しか渡航していない
メンバーでどのようにプロジェクトを遂行していけば良いのか分からず、不安ばかりだったのを思い出します。日本
で考えてきたプロジェクトの中止、意見のすれ違いなど、まさに「何が起こるか分からない」渡航で、今まで積み上
げてきたものが壊れるのは一瞬だと感じ、改めてプロジェクトを考案し、実施するのは難しいのだと学びました。そ
の一方で、日本での活動の時は他の事業部と関わる機会は少ないけれど、渡航中に助け合うFESTのチームワー
クを見ることができ、さらにこの団体が好きになりました。この時の渡航では、様々な人に迷惑と心配をかけ、助け
られ、本当に感謝しています。
そして今、3回目の渡航です。今までの渡航の経験や日本での活動などを通して、少し客観的に物事を見ることが
できるようになりました。今までは自分のことで精いっぱいでしたが、1歩引いた場所から見ることによって、視野が
広がるため、プロジェクトはもちろん、FESTメンバー一人ひとりが見えるようになった気がします。気持ちに余裕が
できたのか、年をとったと言うのか…。
この日記を書きながら、今までいかに他のメンバーに甘えていたかを実感しています。また、最近、引退後のこと
を考える機会が増え、一人寂しい気持ちに浸ることが多くなりました。最後の渡航、悔いの残さないよう全力で活
動していきたいと思います。
もっと面白い日記を書きたかったのですが…その役目は今後のメンバーに託します。笑
フォトワーク事業部
島田千晶
8月31日(Sat)
Today's member:島田千晶(フォトワーク事業部)
