Today's member : 大野航太郎(国内事業部)
こんにちは
セブ島での生活も10日目になり、様々なことに慣れてきました。
学生国際協力NGO FEST国内事業部 大野です。
日本人がセブ島に1か月いるとなるとかかる経費は渡航費が8万円、滞在費が10万円。
合わせて約20万円ほどのお金
そして大学生活の貴重な夏休み。
「それだけの「投資」をしてなぜ僕はセブ島にいくの?」
これは良く投げかけられる質問です。
あくまで「僕の」ですが、その返答は「自分の欲を満たすため」となります。
僕は日本人の実家暮らしの大学生です。
生活は両親によって保障され、日本で命の危険を感じたことは1度も記憶にありません。
近年様々な問題が取り上げられていますが、やはり日本は恵まれた国だと考えています。
恵まれた国での安全な生活は何によって成り立っているかというと、国際的な規模の様々な「競争」や「搾取」に支えられているという一面が有ります。
その中で生活し、僕は生活欲求も安全保障の欲求も、承認の欲求も満たされています。
その上で更に自己実現の欲求を、途上国で満たそうと僕は活動しています。
国際協力や支援を「自己実現」としてしまうのは安易だという指摘を受けるかもしれませんが、僕はそれに該当すると思います。自分が感謝されなくても、得るものがなくても、現地の人のためになるなら、と行う支援でも、そこにはそういう自己を実現するための「欲」があると思います。
自分はとてもおかしな、欲深い人間だと思います。
でも「欲」は別に悪いものだとは思いません。それ自体は無垢だと思います。
その欲が他の人の幸せを願うならそれは肯定すべきものだと考えます。
長くなりましたが、結論を言うと、自分は高潔でもないし、意識も高くない。しかし自分の欲求には誠実でありたいから、私は今ここで活動しています。
国内事業部
大野航太郎